top of page

たまゆら

玉響の灯火は 

塵芥の夢幻

いつの間にか凪いで 霞んで

消えていく はらはらと

 

遥かな彼方に有る

日々には そう 暗い影

唯、壱つ確かなのは

永久の闇夜

 

夢を見たところで僕らは いつか砂になり

儚く零れ落ちるのが定めなら いっそずっと

 

このまま 夢のまま

 

遠い過去から続いている 輪廻の糸と魂の輪

いつか来るのは 約束された日

 

夢を見た僕らの翼は やがて枯れ落ちて

儚く燃え残る思いは 時に埋もれ逝く

未だに来ない未来のカケラはねぇ 何処で萎んでる

 

たまゆら...

 

夢現...

 

bottom of page