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おとしぐれ ショーガ from the CROSS
月 日 は 百 代 の 過 客 に し て 、 行 き か う 年 も ま た 旅 人 な り
あかつき
星降る夜 月のひざしは淡い
花風ふき 薄くたなびく夢
今 遠くで空が白む 予感がするよ
またひとつ時が過ぎる あの日の誓いを思いながら
星は巡り 待宵は早遠い
得も言われぬ 可惜夜が過ぎゆく
今 遠くで空が白む 沈丁花は香る
切ないこの胸の内を 癒す春の日を待ちながら
冴え返る 朝まだき
あと少し もう少し
今 遠くで空が白む 下萌えのように
暁の空を見上げ 思い新たに羽ばたく時
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