コロナウイルスの蔓延を受けて特急で制作されたthe CROSSの新曲。製作においてのすり合わせをがネット会議で行ったのが4月30日なので、まったく0の段階から実に2週間弱で完成した曲になる。全体的に、2週間でできたとは思えないクオリティなので、ぜひ聴いてみていただきたい。
作曲:Daisuke、作詞:ショーガとなっている。作詞は2日くらいでざざっと書き上げた。なかなかエモい歌詞になったと思っている。下に乗せておくので、曲を聴きながらじっくりと読んでほしい。
さて、今回コロナウイルスの蔓延に伴い、多くの人が筆舌に尽くしがたい苦労を味わっていることだろうと思う。そんな中で、何か自分たちにできることはないかと思ったのがこの曲の出発点だった。思えば、東日本大震災の時に、prayという曲をリリースしたことがあるが、その時も同じような思いで曲を作っていた記憶がある。結局自分は、そういう人間なんだなと改めて思った瞬間であった。
演奏は、シンプルなクランチバッキングになっている。Daisukeが作ってきたデモにはアコギが入っていたので、その役割を引き継ぐイメージで制作した。中々いい音で録音ができたと思う。時々フランジャーが入っていたり、ギターシンセが入っていたりするので、そのあたりも楽しんで聴いていただければと思う。
歌詞は比較的スムーズに書くことができた。今の自分の思いをストレートに表現している。裏話だが、Daisukeの持ってきたデモは、時間の関係上弾き語りのようなものになっていて、それを聞きながら書いたので、字脚全然そろわなかった。歌が入った物を聞いて、「あれ?なんか思ってたメロと違う・・・」という不思議なことになってしまった。やっちまったかと思ったが、この字脚のみだれがなんか洋楽チックで、ケガの功名というか、これはこれでよかったのかなと思っている。結果オーライというヤツである。
現在はようやく終息しつつあるが、海外では第2波、3波が来ているところもある。油断せず、自分と自分の大切な人を守れるように、思慮深い行動を行っていきたい。
そして、いずれは「いやー、今年はこの1曲しか出せんかったなぁww」と笑いながら杯を傾ける、そんな瞬間を夢想しながら筆を置くこととする。
a silver lining ~希望の光~
厚い雲に覆われて
前が見えない そんな日が続く
明日の光を見失って
孤独にさ迷っていた
「いつかはぬける暗いトンネルだ」
そう自分に言い聞かせてきたけれど
涙がひとつこぼれて 言葉がひとつあふれて
君の声が聞きたい その手に触れていたい
願いはどこにも行けずに 疲れた体を丸めて
ゆっくりと目を閉じよう
I can not see a silver lining.
瞳の奥 焼き付いた
在りし日々の 幸せな景色
霧の向こうに続く小道は
見つかるのを待ってる
思い通りにならない毎日でも
信じてる希望の光を探そう
鮮やかな日は暮れていき 空には満天の星
暗い夜の中でも 美しく輝いてる
鮮やかな星は消えゆき 真新しい太陽が昇る
その翼 閉じないで
Now you can see a silver lining.
痛むのは体? 悼むのはこの心?
崩れていく 何もかも
悲痛な現実に流されないで
今は手を取って 共に立ち上がろう
何もかもまだ終わってない何もかもまだ無くしてない
こんな歌を歌うよ 誰かに届くように
あの頃に戻れなくても 足跡が消えてしまっても
また新たに始めよう いつか花が咲くよ
世界の形は少しだけ 今までと違ってるけど
歩き出そう 恐れずに
Now we can see a silver lining.
雲間からさす
それはきっと希望
暗い道を照らす 誰かがくれた祈り