アコースティックギターとピアノの絡みから幕を開ける本曲。今まで以上にフックの効いたスパイシーな仕上がりになっている。あえてベロシティの設定を一定に抑え、機械的で無機質な印象を持つメロ部分から、一転、淡く光の差し込む印象を受けるサビ部分へ、TVの場面が切り替わるように、夢が唐突に終わるように、鮮やかにバツンと切り替わる。が、光が少しさしたかと思いきや、再び暗雲が立ち込めてくる印象を受けるサビ後半へ。
秋の天気のように。
日々のトレンドのように。
人の気持ちのように。。。
目まぐるしい変化に翻弄されながら、曲は進んでいく。最終、イントロを引用しながらも全く別のアレンジが顔をだしてくるが、そのアレンジもまた唐突に終わりを告げる、非常に忙しい曲。
忙しさの中に、明暗を行き来しながら唐突に展開されていく曲と、各楽器が絡み合って生み出される不思議なビートと、今までのショーガになかったような何とも言えない歌詞が入り混じった、非常に味わい深い曲でもあるので、ぜひヘッドフォンでゆっくりと聴いてもらいたい。