CROSSでやろうと思っていた曲が続いているが、今回も余り物SONGとなる。曲自体は余り物でもクオリティは最高級なので、是非とも聞いてみてほしい。
さて、「死」というネガティブなテーマが2曲も続いてしまったが、今回はそれらを払拭するようにパワフルで光を感じる曲に仕上がった。例によって歌詞の中にはネガティブなワードが散りばめられているが、ネガティブな影があるからこそ、ポジティブな光が際立つと信じているので、これからもこのような形で自分の音楽人生は進んでいくのだろう。AでいいところにわざわざA#をぶっこんでスケールアウトさせるようなことが、今後も続いていくのだろう。これはある意味性癖といえるのではないだろうk
閑話休題
ultimaというのは、直訳すると「最後の音節、尾音節(goo辞書)」という意味になる。この曲をthe CROSSでやろうと思ったのは、the CROSSに対する自分なりの決別表明をしたかったからだ。the CROSSは現在、諸事情により開店休業状態で、今後も超絶不定期にしか活動できない未来が待っている。大切なオモチャでいつしか遊ばなくなってしまうように、ライフサイクルの変化の中で、時代の流れの中で、信念の推移の中で、宝物を手放さなければならないことが、この先何度もやってくることだろう。そうやって手放さざるを得なかった物の一つがthe CROSSの活動だったように思う。
この曲を聴いてくれている諸賢の皆様も、同じように大切なナニかを手放して、それでも未来を見据えて進んでいくしかなかった出来事のひとつやふたつはあることであろう。この曲が流れている2分47秒の間、少しそのころのことを思い出して、感傷にふけってみるのも、今の自分を俯瞰するために、ひとつ大切なことなのかもしれない。
手放さなければならなかったLoveは、果たして今の皆様の人生において、どのような過去として存在しているのでしょうか?あるいは、これから手に入れるであろうLoveはどのように皆様の人生を彩ってくれるのでしょうか?
願わくばそれらのLoveが、皆様の人生において、甘くても辛くても、何かしらの栄養になっていますように。
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