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昔作った曲をリミックスするのが楽しくこの頃。高校生の頃に作った曲のリミックスになる。ボーカルの押し出し方、帯域棲み分けの妙、空間処理の極意。いろんなミックスをしてみたくなるので、しばらく連続投稿が続くかもしれない。というか、この曲を大晦日にUPしていたのか、頭イカれてr



――以下、2012年12月31日のHP投稿文より――


 これまた、ヤバい曲が出て来た。アンチテーゼ的に考えて、これはCROSSでは出来んぜぇ~。いくらワイルドな俺でも考えちゃうぜぇ~。って事でソロでの発表と相成りました。


 この曲は10年以上も昔に制作した曲です。当時のタイトルは「nuclear memory」でした。daisukeが作った1:30くらいの同名の曲があって、その曲をイントロにしてそのまま次につながる曲として作ったのをよく覚えています。


 先日(といっても少し前ですが)広島に行って参りまして


、護国神社にシツレイな絵馬やら、弥山にシツレイな蝋燭やらを奉納したりして参りました。その途中で原爆ドームに立ち寄ったわけです。日本人なら一度は訪れるべき場所ですね。そこで不意に昔の曲が頭の中で鳴り始めまして、ずっとその存在すら忘れていた曲なのに、原爆ドームを見た瞬間、歌詞の一言一句に至るまで全て思い出せまして、「あ、これはこの曲を世に出すべきだ」と相成ったわけです。ただその時の感情をそのまま真空パックしたせいなのか、えらい攻撃的な曲になってしまいましたが…


 そもそも歌詞を書くっていう行為は、ショーガにとっては感情の吐露に他ならないわけで、誰かに対して「こうだろ?」では無く、自分に対して「だよなぁ。」って感じなのです。なので、何かがショーガの心の琴線をビクンビクンと爪弾いて行くと、今回のような過激な歌詞が出来上がるのです。ショーガ自身が悲観的なせいで、いつも後ろ向きな歌詞になってしまうのはご愛嬌としておいて下さい。


 さて、原爆ドームが起点となっており、又原曲も原曲な為、原爆に関するところから思考はスタートしていますが、原爆の歌ではありません。テーマは、ずばり「悪とは何か?」です。といっても、おそらく正解は無い問題提起だと思います。というのも、いわゆる「法律で定められた悪」ではなく、もっとこの現代社会の、或いは人の心の奥底に潜んだ、原始的な悪。つまり「自分が生きる為に誰かを、死に至る谷底に蹴落とす」という事をテーマとしています。


 例えばですが、自然界ではある個体が今日の飯にありつけた分、別の個体が今日の飯にありつけないって事は日常茶飯事です。そしてその結果、飯にありつけた方は生き、ありつけなかった方は、状況によっては、命を落とす。なんて事もまた、日常茶飯事なのですね。そこには善も悪もなく、ただ強い物が生き、弱い物が死ぬと言う、動物的というか、単純で原始的な現象があるだけです。ですが、その原始的な現象は、形を変えて現代社会にも潜んでいる事だと思うのです。供給できる食料のπは決まっているのですから、後はそれを、貿易という形でキレイに奪い合うだけなのです。


 飽食大国日本。今日も無造作に残飯は破棄されていきますが、その残飯分の食料があれば、どれだけの人間が生きながらえる事が出来た事でしょう?例え命をつなげるのが1日だけだとしても、その1日の思い出を握り締めて生きていけた人たちってどれくらいいるのでしょう。これって超々間接的に殺人になると言ってしまうのは暴論でしょうか?


 とはいえ、何日も前の残飯を再利用して、感染爆発でも引き起こしたら事です。あるいは、食べ物が足りず武力で奪い合う、世紀末ヒャッハー的な、汚物は消毒だぁ~的な、ケーーーーーンッ!!的な、そんな世界になってしまってはたまったものではありません。人間やはり、自分や自分を構成する世界が大切なので、自分、または自分の家族、友人、恋人の命と、地球の裏側にいるの誰かの命を天秤にかけると、どうしても前者を優先にしてしまいます。当然だと思います。誰だってそうする、俺だってそうする。



 で は 、 そ れ は 悪 だ ろ う か ?



 っていうのがテーマです。先にも言いましたが、正解はおそらくありません。100人いれば100通りの答えがあるはずです。答えが出ない事への問題提起。いや、挑戦だったぜ。




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